菊池成孔の”マイルス・デューイ・デイヴィスIII世研究” 2

今回は、「ビ・バップ」の音構造についてです。
本を読んでいてまったく解りません。
Jazzを聞き始めた頃を思い出します。
メローディーがまったく解らず、聞き覚えのあるメロディーだ出てきたら曲が終わってしまう。
と言うような感じで本を読んでいます。
しかし不思議なことに、読んでいて苦痛ではないのです。

そうこうしているうちに、今後Jazz(ビ・バップ)を聞く上で参考になりそうな箇所があったので長くなりますが引用しておきます。
「今回は『対位法』という形式にフォ-カスを当てることで、当時のマイルスの揺らぎを検出してみようと思います。
 前述した『バードとディズは双子のようにいっしよに同じことを喋る』、つまり『2トップ(サックスとトランペット)のユニゾン』というスタイルは、バップの音楽的な要素のすべてを貫く、象徴にして鉄則です。
 これは、前述した『タイマンのバトル性』を意味します。複雑で高難易度のメロディを、フィギュア・スケート・ペアのごとき一糸乱れぬユニゾンで演奏し切ることは、第一にはそのふたりが等しく高いスキルを持つ、対決に値する関係であることを示し、第二には、いざアドリブに入るならば、今度はそのふたりがひとりずつその技術を披露し合うのだ、ということの宣言にもつながります。
 さらに、ビ・バップの『楽器別に生じるヒエラルキーを無化する』という側面もここには象徴されています。トランペットは高らかに鳴り響き、サックスはむせび泣く、ベースはゆったりと皆を支え、ドラムスは派手にはやし立てるといった、恐らく音楽が生まれてからずっと続いていた、擬人化にも似た楽器の特色=役割=ヒエラルキーを、ビ・バップは無化してしまいます。
 トランペットもサックスもピアノもベースも、ドラムスさえもが、ソロのときはまったく同じ言語で同じだけの量を話すのです。ビ・バップの強力なアナロジー誘発力に導かれるままに、たとえば平等言語獲得、闘争と融和などのイメージをここに見いだすことも可能ですが、音楽的な因果にかぎって言うなら、これは『対位法の抑圧』というペき状態であることがわかります。」

解るような解らないような文章です。
多分解る人には解るが、解らない人には意味不明と言うことでしょう。
勝手に解釈すると、2トップはユニゾンで、ソロの時は平等にと言うことなのだと思います。


M/D マイルス・デューイ・デイヴィスIII世研究M/D マイルス・デューイ・デイヴィスIII世研究
(2008/03/31)
菊地 成孔、大谷 能生 他

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